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埋納された備前焼擂鉢(まいのうされたびぜんやきすりばち)
名 称 | 埋納された備前焼擂鉢(まいのうされたびぜんやきすりばち) |
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出土遺跡 | 油須木城跡(鹿児島市油須木町) |
分 類 | 陶器 |
年 代 | 中世(15世紀後葉~16世紀前葉) |
説 明 | 備前焼は、釉薬をかけずに高温で焼き締めた、硬質かつ赤みの強い茶褐色の焼き物です。現在の岡山県備前市伊部地方を中心に生産されてきたことがその名の由来となっています。備前焼を代表する器種が擂鉢で、内面に配された放射状の櫛目は、味噌や胡麻、山芋などの食材をすりつぶし、あえ物などを作るのに役立ちました。油須木城跡の擂鉢は、他の遺物が全く出土しない曲輪の端で、1点のみが伏せられた状態で発見されました。その出土状況の特異性や他遺跡の出土例から、修験道あるいは築城時の儀式(地鎮)との関連が想定されています。 |
収載報告書 | 郡山町埋蔵文化財発掘調査報告書(4)2004『油須木城跡』 |