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「師」染付国民食器皿(「師」そめつけこくみんしょっきさら)
名 称 | 「師」染付国民食器皿(「師」そめつけこくみんしょっきさら) |
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出土遺跡 | 武遺跡(鹿児島市武1丁目) |
分 類 | 磁器 |
年 代 | 近代(1931年~1945年) |
説 明 | 口縁内面を一周する二本の緑色の線と底部内面に「師」の字が入った磁器皿。昭和6年(1931年)の「重要産業ノ統制ニ関スル法律」の施行以降、日本の産業は原料や燃料の節約を目的とした国家の統制を受けていきます。その典型とされたのが、国民食器(写真)や統制陶器、防衛食容器などの陶磁器類で、窯業も含めた産業への統制は、第二次世界大戦の終結(1945年)まで続きました。なお、内面に染付された「師」の字は、明治43年(1910年)から昭和20年(1945年)の間、遺跡地に建っていた鹿児島県師範学校(男子部)への配給品であることを示しています。 |
収載報告書 | 鹿児島市埋蔵文化財発掘調査報告書(88)2021『武遺跡J地点』 |