いつまでも初心を忘れないようにという意味でダ・カーポ(音楽用語で最初に戻るという意味)と名付け、榊原まさとしと久保田広子のデュオは、1973年「夏の日の忘れもの」でデビュー。翌年、フォーク調のさわやかなハーモニーで「結婚するって本当ですか」の大ヒットを生む。その後「野に咲く花のように」「宗谷岬」「よこはま詩集」「ベストパートナー」などのヒット曲をリリース。 デビュー25周年の07年、文化庁選定「日本の歌100選」からダ・カーポのレパートリーを収録した「日本の歌ベスト30」をリリース。10月には、愛娘であり、ステージでも彼らをサポートしてきたフルーティスト榊原麻理子を正式なメンバーに迎え、3人のハーモニーという新しいスタイルで世界の名曲18曲をレコーディングした「home〜世界の名歌集」を発表。12月にはニューシングル「青春のままに」をリリース、翌年には 「ダ・カーポ名曲大全集 」(5枚組113曲収録)、アニメ番組「ポルフィの長い旅」のエンディングテーマ「君へと続く道」発売と、かつてないリリース・ラッシュ。 そのやさしく暖かい歌声は、37年間変わることなく、人々の心に響き続けている。