企画展「向田邦子『あ・うん』の世界」(2021.11.17~2022.1.31)

企画展「向田邦子『あ・うん』の世界」(2021.11.17~2022.1.31)

展覧会 開催日:2021年11月17日 - 2022年01月31日

かごしま近代文学館企画展

「向田邦子『あ・うん』の世界」

 

 1980(昭和55)年3月、NHKの「ドラマ・人間模様」シリーズで放映されたドラマ「あ・うん」。ドラマ放映と同時にノベライズ化された長編小説『あ・うん』は、今も読まれ続けています。神社のこま犬「あ・うん」のように仲のいい水田仙吉と門倉修造、門倉が密かに思慕する水田の妻・たみ。昭和10年代の東京を舞台に、3人の微妙な人間模様を水田の娘・さと子の視点から描きました。
 本展では、テレビと小説、二つの媒体で表現された「あ・うん」の世界をご紹介します。

 

会期 2021(令和3)年11月17日(水)~2022(令和4)年1月31日(月)
休館日 火曜日(11/23は開館)、11/24、12/29~1/1
開館時間 9時30分~18時(入館は17時30分まで)
会場 かごしま近代文学館 常設展示室2階
観覧料 文学館常設展示チケット

一般300円(240円)、小・中学生150円(120円)

※( )内は20名以上の団体料金

※年間パスポートもご利用になれます。

ちらし表(PDF)

ちらし裏(PDF)


向田邦子 1929-1981

東京府荏原郡世田ヶ谷町若林(現・東京都世田谷区若林)生まれ。10歳の時、保険会社に勤める父親の転勤に伴い、鹿児島で2年3か月を過ごす。1947(昭和22)年に実践女子専門学校(現・実践女子大学)国語科に入学。卒業後は、広告会社の社長秘書から映画雑誌「映画ストーリー」の編集者を経て、29歳で初めてテレビドラマ「ダイヤル110番」の台本を執筆。ドラマ「時間ですよ」「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」など多くの作品を生み出し、ホームドラマのゴッドマザーと呼ばれるようになる。1976(昭和51)年、エッセイの連載を開始。これをまとめた『父の詫び状』が出版され、話題を呼ぶ。1980(昭和55)年、「小説新潮」に連作短編小説「思い出トランプ」を連載。この中の「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」の3篇により第83回直木賞を受賞。1981(昭和56)年、エッセイ執筆のため台湾を旅行中に、航空機事故により51歳でこの世を去る。

 

企画展関連イベント

①向田作品朗読会「あ・うん」の世界
朗読 岸本加世子  氏(女優)
演奏 塩屋 祐典  氏(ピアニスト・ギタリスト)
日時 令和4年1月22日(土) 14時~
場所 川商ホール(市民文化ホール)市民ホール
定員 200名(超えたら抽選)
参加費 文学館常設展示チケット※年間パスポート
申込 往復はがきかメール(kinmeru4@k-kb.or.jp)に参加者全員の氏名、年齢、住所、電話番号を書いて「向田作品朗読会」係まで。
締切 12月25日(土)必着(応募は締め切りました)

※向田邦子作品朗読会における新型コロナウイルス感染症対策について、下記のチェックリストのとおり実施いたします。
新型コロナウィルス感染症対策チェックシート(ホール用)

岸本加世子

女優。1977年、久世光彦演出TBSテレビ水曜劇場「ムー」にて女優デビュー。1999年映画「HANA-BI」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、2000年「菊次郎の夏」で同賞最優秀助演女優賞などを受賞。ドラマ「あ・うん」では主人公の娘・水田さと子役を演じる。ほか向田ドラマ「幸福」「源氏物語」(1980)や久世光彦演出のドラマ「向田邦子の恋文」(2004)に出演。

塩屋祐典

ピアニスト、ギタリスト。クラシック、ジャズからポップスまで様々な音楽活動を行い、多くのミュージシャンと共演。2013年、第38回鹿児島市春の新人賞受賞。鹿児島県内外で活動。かごしま近代文学館開催の朗読会等のイベントにも出演。

 

②ギャラリートーク
日時 令和3年12月4日(土) 13時30分~
場所 かごしま近代文学館 常設展示室2階
定員 10名程度(先着)
申込 不要
参加費 文学館常設展示チケット ※年間パスポートでも可

 

新型コロナウイルス感染防止対策へのご協力のお願い

※ご来館の際は、来館者カードの記入、手指消毒、検温、マスクの着用にご協力をお願いいたします。
※会場内の密を避けるため、入場制限を行う場合がございます。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により中止になる場合がございます。
※最新の情報は館ホームページでご確認またはお問い合わせください。

 

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